昭和60年(36年目)
城南ベアーズは心身の健全な育成には体力の向上が不可欠であると考え、野球を通じた体力の向上と、挨拶や返事等の礼儀、整理整頓や道具の手入れ等、物を大切にする心や積極性、感謝の心を育むチームであることを理念とし、「自分の事は自分で出来る子」を育成するために「炊飯」をして自分たちのお昼ご飯は自分たちで作り「後片付け」をし、練習後にはユニフォームの「洗濯」やスパイクを「洗う」という活動をしています。また、礼儀においては「大人に対する挨拶や返事のしかた」「子供同士でも年上の子を呼び捨てにしない」など、小学生に見合った指導を心掛けています。
一般的には正選手・補欠・指導者・保護者が一丸となって云々ですが、学童野球において子供に裏方ばかりさせては健全育成などとは言えません。城南ベアーズは勝利至上主義を捨てており、みんなが試合に出ます。
エラーをして指導者に怒鳴られる〜ミスをしないよう緊張してプレーするあまりミスを重ねる〜また怒鳴られる〜自信を無くす〜野球自体を楽しめなくなる〜後ろ向きな態度を注意される〜野球をやめてしまう。という最悪のループで可能性を秘めた素晴らしい子供が野球をやめてしまった事例がよくありますが、城南ベアーズではそのような理不尽な指導はしません。
チームが勝つことよりも大切なのは、一人一人の子供が中学・高校でも野球を楽しみ、欲を言えば活躍できるように、小学生のうちに基本をしっかり身に付け、その上に技術を乗せていく指導をします。城南ベアーズの練習内容は実戦形式の単一反復練習ではないため即効性はありませんが、中学・高校に進んだ時に困らないしっかりとした土台を育成します。
しっかりとした挨拶(礼儀)・仲間を大切にする心(協調性)・道具を大切にする心・感謝の心を第一に、そして子供らしさや積極性を大切にします。
スポーツをする上で怪我は付き物なのかもしれません。しかし防げる怪我は防ぎます。勝てるピッチャーに連投させ肘や肩を痛めてしまう事、素振り等バットを振った時に通りがかった他の子にぶつかってしまうような事故等々、約束事を躾けそれが守られているかを注意深く確認し、無駄な怪我を防ぎます。
監 督
竹谷 英昭
(多賀城市スポーツ少年団野球部連絡協議会会長)
コーチ
阿 部 ・ 佐 藤
太田 裕哉
(元プロ野球選手 東京ヤクルトスワローズ投手)
(現在 東京ヤクルトスワローズ打撃投手)